こんにちは、いろはです。
あっという間に4月になってしまいました。
クラウドワークス以外の仕事も増えて、ブログの更新が3月中にできませんでした…orz
春は暖かくなったり、寒くなったりと体調が崩れやすくなるので注意が必要ですね。
そして、それとともに始まるのが花粉症です。
私は花粉症ではないのですが、花粉症の家族がいるため、花粉症対策について記事を書いていこうと思います。
ちなみにドイツ語で花粉症は、Heuschnupfen(ホイシュヌップフェン)またはPollenallergie(ポーレンアレルギー)といいます。
花粉の飛散状況サイト
日も長くなってくると、お散歩するのも快適ですよね。長い冬を越して、これから春が来ると思うとなんだか嬉しくもありますね。
ただ花粉症の方にはツラい季節。
今年もこれからひどくなりそうな感じです。ちょうど今はシラカバ(Birke)のシーズンですね。
この季節になると、よくチェックするのがこちらのサイト↓

私は携帯からよく見ているのですが、こんな感じで今日、明日の花粉の飛散状況がわかります。
花粉の種類は “Typ” を選べばいろいろと出てくるので、今何の花粉シーズンなのか知ることができます。
植物の名前 | 日本語 | 種類 | シーズン |
Hasel | ハーゼル | カバノキ科 | 2月 |
Erle | ハンノキ | ブナ科 | 3月 |
Birke | シラカバ | カバノキ科 | 3月下旬〜5月 |
Gräser | カモガヤ | イネ科 | 5月〜8月初旬 |
Roggen | ライ麦 | イネ科 | 5月中旬〜6月 |
Beifuß | ブタクサ | キク科 | 7月下旬〜8月 |
Ambrosia | アンボロシア | キク科 | 7月下旬〜8月 |
Esche | トリネコ | モクセイ科 | 5月 |
花粉症の症状があって、自分が何のアレルギーか把握したい方は、皮膚科や耳鼻咽喉科で医者に相談すれば検査してくれます。
ドイツでは皮膚科の予約を初診で取るのに3ヶ月以上かかることもあるので、ひどくなる前の受診をおすすめします。
症状がひどい場合は、迷わずお医者さんに行きましょう。抗ヒスタミン薬のお薬や、鼻スプレーを処方してくれるので、対処療法としては効果的です。
しかし、抗ヒスタミン薬は日中の眠気を引き起こすため、これから紹介する対策を試してみるのもいいかもしれません。
対策1 : ハーブティーを飲む

ドイツでは、ドラッグストアやスーパー、薬局でたくさんの種類のハーブティーが売られています。
特にネトル(ドイツ語 : Brennessel)とエルダーフラワー(ドイツ語 : Holunderblüten)は、花粉症にとても効果があると言われています。
ネトルはアレルギー性疾患(花粉症、ぜんそく、アトピー性皮膚炎など)の緩和・予防として、欧米では昔から使われているハーブとして知られています。
鉄、カリウム、カルシウムなど多くの栄養素を含んでいるので、野菜が不足しがちな方や、貧血気味の方の栄養補給に役立ちます。
ドイツでは、その辺の道草にまじって生えていたりするのですが、素手で絶対に触ってはいけません。触ると針で刺されたような、鋭い痛みを感じるので要注意です!
そしてエルダーフラワーは、ドイツではとっても人気があるハーブです。
5月~6月頃になると、小さくてかわいい白いエルダーフラワーの花をよく見かけるようになります。その香りのよさや、さまざまな効能を持つことから薬用にも活用されています。
ハーブの中でも特にフラボノイド(ビタミンP)が豊富に含まれているので、風邪の引き始めや花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。
また利尿作用や発汗作用に優れて、体内に蓄積された毒素の排出を促すため、むくみ予防にもなります。
ビタミンCと一緒に摂ると相乗効果を発揮するので、レモンを加えてエルダーフラワーのシロップを手作りする人もたくさんいます。
お水や炭酸水などに加えたり、ワインやシャンパンに風味づけしたりと、様々な使い方があります。味はマスカットのような風味を持ち、ほんのり甘く爽やかな感じです。
ヨーロッパでは、春先 (1月頃)からハーブティーを飲む習慣をつけ、アレルギー性疾患の予防を図る「春季療法」という健康法があるので、取り組んでみるのもいいかもしれません。
対策2 : 鼻うがい(Nasendusche)

鼻腔内に付着した花粉を生理食塩水で洗い落とす方法です。
花粉症などのアレルギー反応は、鼻の中の粘膜にアレルゲンが付着することで発症します。
鼻から体内に入るアレルゲンを洗い流すことで、アレルギー反応の発症や症状の悪化を抑制することができます。
ドラッグストアや薬局などで手軽に買えるのでおすすめです。
この鼻うがいの使い方は、まず容器にぬるま湯と付属の塩(Nasenspülsalz)を入れてよく溶かします。次に頭を傾け、片方の鼻の穴にノズルを強く押し当て、口を大きく開けてもう片方の鼻へと流すそうです。
鼻うがい中に洗浄液を飲み込んでしまうと、耳に水が流れ込み、中耳炎になる危険性があります。口を大きく開けて、呼吸を続けることを意識してください。
対策3 : 免疫療法を取り入れる
アレルギーが酷く、日常生活に支障が出ている。根本的に改善したいという方には、アレルゲン免疫療法というものがあります。
ドイツ語では、Hyposensibilisierungと言い、アレルギーの原因(抗原)の抽出液で作った薬を、少量から少しずつ増やしながら投与することで、花粉に対する反応を弱めていくという治療法です。日本では 「減感作療法」 とも呼ばれます。
種類は2つあります。
- 舌下免疫療法 : Sublinguale Immuntherapie(毎日、舌の下に薬をおく : 1年程)
- 皮下免疫療法 : Subkutane Immuntherapie(注射 : 3〜5年程)
日本では、舌下免疫療法は、5歳以上、スギ花粉症とダニ(ハウスダスト)のアレルギー性鼻炎の方を対象とのことです。
ドイツでもネットでざっと調べてみる限り…

- ab 5 Jahren
- Baumpollen
- Gräser-, Getreide- oder Kräuterpollen
- Hausstaubmilben
5歳以上、木の花粉、イネ科、穀物またはハーブの花粉、イエダニに効果があるようです。日本より種類が多い?ような印象。。。
皮下免疫療法は、通院して注射を打ってもらう必要があり、通院する年数も長いですが、複数のアレルギー抗原の治療を行うことができるというメリットがあります。
どちらも途中でやめてしまうと一からやり直しとなるので、かかりつけの耳鼻咽喉科でお医者さんと相談しながら決めるといいでしょう。
まとめ
せっかくの春を楽しみたいのに、花粉症で体調がすぐれないと気分が落ち込みますよね。
ヒスタミン系のお薬は、手っ取り早く、即効性がありますが、日中の眠気を引き起こすので、1日中なんだか眠い…という状態になってしまいます。
もっと自然に花粉症を予防していきたい。根本的に体質改善したいという方は紹介した対策を取り入れてみてはいかがでしょうか?
みなさんが快適に春を過ごせることを願っています ʕ•ᴥ•ʔ